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「ステさん道中記」
ツーリングレポートや日常の出来事などを、 徒然なるままに記した日記です
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バイクツーリングやその他諸々日々の出来事を、徒然なるままに書き続けて行けたらいいなと思っています。



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讃岐うどん

先月、延べ3週間ほど、四国の香川県へ出張に行って来た。

仕事の内容はともかくとして、香川と言えば何と言っても「讃岐うどん」だ。
そういうわけで、麺類が大好きな自分としては、願ったり叶ったりの出張となるはずだった。

初日の昼、同行した同僚とクルマを走らせながら昼飯を食べる店を物色した。
国道沿いにはうどん屋があっちこっちに点在している。
そのうちの一軒に、労働者諸君がゾロゾロ入って行く店があったので、そこに入ることにした。
看板には「セルフ」と書かれてある。

店に入ってメニューを捜すと、目の前に品書きの札が掛かっている。

20090113121317.jpg

このカウンター越しにうどんを注文し、その後で上に載せるおかずを自由にトッピングし、最後に会計を済ます、というのがこの店のシステムらしい。
天ぷらはオプションでいろんなのを自由に後乗せ出来るらしい。
よし、天ぷらうどんにしよう!
てことで、まずは天ぷらを乗せる地となるうどんを注文することになった。

おもむろにメニューの札を見上げると・・・・

ひやしうどん,きつねうどん,わかめうどん,つきみうどん,カレーうどん・・・・・(∵ )>
食べたいのは天ぷらうどんなのだが・・・
「天ぷら」というのはあるが、なぜか「うどん」の文字が付いていない (;^_^A
・・・となると「ゆだめうどん」か?
でもそれも何だか得体が知れない。 (;^_^A

この他に、写真には載っていないが、「しょうゆうどん」というのがあった。

何となくそれっぽい・・・・
そんな気がする・・・
きっとそうだ!
そうに違いない!!
塾考したのち同僚と確信し、まずは私の前に並んでいた同僚が、勇んで「しょうゆうどん」を注文する。
自分もすがさず「しょうゆうどん」を頼んだ。

・・・と、数秒後に同僚の前に出てきたのは、ただのうどん。
茹でたうどんを水で洗ってどんぶりに入れただけで、汁もなにもかかっていない。
おまけに冷たそうだ。
舌がやけどするほど熱い麺類が好きな私にとっては、とうてい我慢のならない代物だ。
だいいち、味が全然付いていないではないか。
いったいどうやって食べるんだ??
同僚が受け取ったどんぶりを見て、私の頭脳は目まぐるしく回転した。
コンマ5秒後に私の口から次のような言葉が発せられた。

「しょうゆうどん、熱いのにしてください」

カウンターの向こう側で麺を茹でているおばちゃんと、私の後ろに並ぶ労働者諸君のいぶかしげな視線が一斉に私に襲いかかる。
それでも私は毅然としていた。
何としても、冷たい上に味の無いうどんを食べさせられわけにはいかないのだ。

咄嗟のことで、おばちゃんには私の言ったことがすぐには理解できなかったようだが、そこはさすがにプロ、2秒後には私のどんぶりに温かい汁をかけてくれていた。

私は深いため息と共に手にしたどんぶりの中に天ぷらを乗せ、会計を済まし、テーブルに腰掛けた。
・・・・・そうなのだ。
私には容易に想像がついたのである。
汁は温かいが、うどんが冷たい・・・
この悲しい現実から導かれる結果を・・・・・
案の定、温かい汁と冷たいうどんが織りなす絶妙なぬるさが、箸を口に運ぶ度に私を絶望の底へと突き落とすのであった。

かくして私の讃岐うどんデビューは、暗い思い出として深く心に刻み込まれたのであった。


-後日談-
最悪の結果となった私の讃岐うどんデビューであったが、その後とうとう3度目にして遂にアツアツのうどんにありつくことが出来た。
決して失敗を恐れずに強い意志を持って前に進むこと。
今回の四国出張で私が獲た貴重な教訓である。


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